熊谷俊人千葉市政とは何だったのか
熊谷俊人氏が千葉市長に就任したのは2009年6月14日。その前の市長が2009年4月22日から職務不能に陥り、2009年5月1日に辞任し、熊谷俊人氏が市長として選出されるまでの期間、千葉市政は過去に無い危機に遭遇していました。中島けんじが千葉市議会議長に在任していた時期は2008年6月9日~2009年6月29日は、まさにこの時期であり、藤代謙二副市長(当時)と事態収拾に追われていたことを思い出します。

その当時、1期目任期途中の稲毛区選出の熊谷俊人千葉市議が千葉市議を辞任し、千葉市長選挙に立候補して千葉市長に当選するまでの期間はあれよあれよという間で、まだ熊谷俊人氏が何者かを、中島けんじも把握できていない時期でした。熊谷俊人氏は組織を軽視するワンマンでは無い事はすぐに理解できましたが、組織の論理を超えた現場主義が彼にはあり、これが多くの課題の実現への期間を短縮させる触媒となっています。行政は行政事務の積み重ねであり、それは軽率なヒーローを生み出さない仕組みとなっています。平たく述べれば、良い考えやアイデアであっても、軽々にことが進む構造では無いのです。

中島けんじは防災に力を注いでおり、それは「現場主義」の姿勢で取り組んでおります。熊谷俊人千葉市政の2期目の際に、かなり突っ込んだ意見交換をする必要があり、その際に熊谷俊人氏と中島けんじの相互理解が大きく進みました。熊谷俊人氏の金科玉条は「現場主義」だと中島けんじは痛感し、それは中島けんじにとっても同様の考え方であり、これが相互理解の礎になりました。また熊谷俊人氏は政党の枠組みに拘って居らず、「千葉の発展」を具体的に模索していることから、彼の3期目の選挙の際には、我が後援会の皆様にも、熊谷俊人氏の応援をお願い致しました。
 
 
中島けんじ 2017年 市政報告会
 
 
市政報告会で門山衆議院議員と共に
 
 
市政報告会で政令市議連活動を報告
 
 
市政報告会で熊谷俊人氏と共に
 

 
熊谷俊人千葉市政の成し遂げた功績は千葉市の財政健全化路線定着だと言えます。過去の問題点について熊谷俊人氏の分析は鋭く、それが故に一定の功績が残せたのでしょう。そしてその鋭い見識であっても、時の流れの中では結果として例外や錯誤になる場合があります。

2012年5月22日に熊谷俊人氏がグロービス経営大学院で行った講演がITmedia ビジネスオンラインで記事化されていましたので以下にリンク先を示します。これを読んでいただけると、熊谷俊人千葉市政がなんであったのか、また時代の変化の中でどの様な矛盾が発生し、それを熊谷俊人氏がどの様に克服したかも読み取れます。

この流れの中に中島けんじも存在し、その流れの理解が「政治とはリアリズムである」ことを理解することになり、中島けんじの行動についても理解をしていただけると思います。
 
 
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熊谷俊人氏が上記の講演で指摘しているのは、過去の千葉市政の欠点として総務省系(旧自治省、旧内務省)人事の弊害が積み重ねっている点です。その見方は、一つの見方であり、彼はその人事とは異なる訳ですから、その改善に果敢に立ち向かいました。そして千葉市の財政再建路線を確立しました。

その熊谷俊人氏が自らの始めた「千葉のための行動」を継続するために、後継者として指名したのが、総務省系人事の神谷俊一元副市長でした。神谷氏が総務省系の人脈であることは、2012年の熊谷俊人氏の講演内容から推せば、矛盾した後継指名だと言えますが、これが「政治とはリアリズムである」ことの具体例の一つでしょう。

中島けんじは神谷俊一氏の手腕を間近で見てきており、熊谷俊人氏の次の千葉市長には神谷俊一氏が適任だと考え、早い段階から神谷俊一氏支持を打ち出していました。この考え方は神谷氏の支持層が広いことと反比例して、自民党千葉市議団の支持候補の二分化を引き起こしましたが、中島けんじのこの決断は政治判断であり、「政治とはリアリズムである」ために生じた副反応です。換言すれば自民党が仲良しクラブでは無く、政治的な主義主張を常日頃から切磋琢磨している集団であり、多様性を維持している集団でもあることの証です。
 

 
熊谷俊人千葉市政とは何だったのか
→  神谷俊一氏とレッドブル・エアレース
→  ニューノーマルへの移行を乗り切るには
 
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